公務員から民間企業へ転職した424件の記録をもとに、転職活動にかかった期間、応募した社数、書類選考の通過率、面接と内定の数を集計しました。年代によって通りやすさがどう変わるかも掲載しています。
公務員の転職活動は何ヶ月かかる?
中央値で4ヶ月です。本サイト掲載の424件を集計すると、活動期間の中央値は4ヶ月、平均は4.7ヶ月でした。3ヶ月以内に決まった人が103件、4〜6ヶ月が267件で、この2つが大半を占めます。
| 期間 | 件数 |
|---|---|
| 1〜3ヶ月 | 103件 |
| 4〜6ヶ月 | 267件 |
| 7〜9ヶ月 | 44件 |
| 10ヶ月以上 | 10件 |
在職中に活動した人が大半のため、平日夜と土日で進めた結果としてこの期間になっています。半年を超えたのは44件と10件で、その多くは40代以降か、求人数の少ない職種を狙った人でした。
何社に応募して、何社から内定が出ている?
中央値でみると、17社に応募して、6社の書類が通り、5社と面接し、2社から内定が出ています。
| 段階 | 中央値 |
|---|---|
| 応募 | 17社 |
| 書類選考の通過 | 6社 |
| 面接 | 5社 |
| 内定 | 2社 |
内定が1社だけだった人は122件、2社以上から内定を得た人は302件でした。書類が通れば面接まで進む割合は高く、関門は書類選考にあります。
公務員の書類選考の通過率は39.3%
応募数に対する書類通過数の割合は、424件の平均で39.3%でした。10社出せば3社通る計算です。
年代別にみると、この数字ははっきり変わります。
| 年代 | 件数 | 書類通過率 |
|---|---|---|
| 20代 | 145件 | 42.3% |
| 30代 | 184件 | 40.7% |
| 40代以上 | 95件 | 31.8% |
20代と40代以上では10ポイント以上の差があります。40代以上では応募数を増やして母数で補う人が多く、応募20社を超える事例が目立ちました。
年代が上がると何が起きるのか
40代以降で活動が長引いた事例には、共通する事情がありました。
- 41歳・警察官から小売企業の事務職へ
応募26社→書類通過6社→面接5社→内定1社/6ヶ月 - 45歳・自衛官から運輸会社の総務へ
応募24社→書類通過6社→面接6社→内定2社/8ヶ月 - 48歳・県庁の福祉職から医療法人の経理へ
応募20社→書類通過4社→面接3社→内定1社/6ヶ月
いずれも応募数が20社を超えています。45歳以上の転職事例では、活動期間が6ヶ月を超えるケースが目立ちます。
一方、20代は短期間で決まる傾向があります。
- 28歳・労働基準監督官から人事コンサルタントへ
応募13社→書類通過5社→内定3社/2ヶ月 - 25歳・市役所の行政職からブライダル企業の個人営業へ
応募10社→書類通過4社→内定2社/2ヶ月
ただし、短期間で決まったことと転職後の満足度は別です。2件目の事例は転職後に後悔したと書かれています。決まる速さだけを目安にしないほうがよさそうです。25〜29歳の転職事例もあわせて確認できます。
書類が通りやすかったのはどんな人か
通過率が5割を超えた事例には、応募先を絞り込んでいたという共通点がありました。
- 40歳・独立行政法人の職員から運輸企業の広報へ
応募12社→書類通過7社(58%)/4ヶ月 - 29歳・皇宮護衛官から一般企業の総務へ
応募12社→書類通過7社(58%)/4ヶ月
逆に、応募先を広げて数を打った事例ほど通過率は下がっています。応募数と通過率はトレードオフの関係にあり、数を増やせば通過率は下がるという結果が、データにも表れています。
この数字を見るときの注意点
掲載事例は個別のケースであり、すべての公務員に当てはまるものではありません。応募先の業界、募集時期、保有資格によって結果は大きく変わります。
また、本サイトに掲載しているのは転職した人の記録です。活動を途中でやめた人、公務員に留まることを選んだ人は含まれていません。その分、実際の通過率よりは高めに出ている可能性があります。
よくある質問
公務員の転職活動は何ヶ月かかりますか?
公務員は何社くらい応募していますか?
公務員の書類選考の通過率はどれくらいですか?
40代でも転職できますか?
内定は何社くらいもらえますか?
書類選考と面接、どちらが難しいですか?
自分に近い条件の事例を見る
ここで挙げた数字は全体の傾向です。所属・年齢・転職後の職種で絞り込むと、自分に近い経歴の人がどう動いたのかを確認できます。
