27歳・市役所5年目で辞めたいと感じSaaS企業のカスタマーサクセスへ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 27歳
- 所属
- 市役所・区役所
- 公務員時代の職種
- 行政
- 公務員歴
- 5年
- 転職先業界
- IT・SaaS
- 転職後職種
- カスタマーサクセス
- 年収
- 449 → 510万円
- 活動期間
- 3ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募12 → 書類通過7 → 面接4 → 内定2
公務員になった理由
地元で腰を据えて働きたかったのと、親から「公務員なら安心」と勧められたことが理由で、大学4年のときに迷わず市役所を第一志望にしました。
公務員時代の仕事内容
市役所の市民課で、住民票や戸籍の窓口対応と、マイナンバー関連の受付を担当していました。後半の2年は係の庶務も兼ね、時間外の集計や国への報告資料づくりも回していました。
転職を考えたきっかけ
窓口の仕事は嫌いではありませんでしたが、5年目に入ったころ、この先の20年がいまと同じ書類の流れの中で過ぎていくと感じて、急に怖くなりました。異動の希望はほとんど通らず、やってみたい仕事があっても手を挙げる仕組み自体がありません。「辞めたい」という気持ちを1年ほど抱えたまま、ようやく踏み切りました。
なぜその職種を選んだか
窓口で制度の説明を分かりやすく言い換えることは得意だったので、導入後のお客さまに使い方を伴走するカスタマーサクセスなら、その延長で戦力になれると思いました。営業のように数字を追い続けるより、相手の定着を見届ける仕事のほうが自分に合うとも感じました。
転職活動をどう進めたか
公務員特化型のエージェント2社と、総合型の大手1社を最初は併用しました。総合型はシステム会社の運用保守や自治体向け営業ばかりを勧めてきて、公務員なら官公庁向けが安心でしょうという発想が正直ずれていると感じました。特化型の担当者は、窓口対応の経験を「専門知識のない相手に製品を説明できる力」と読み替えて、SaaSのカスタマーサクセス求人に絞って通してくれたので、途中から特化型1社に任せました。応募は12社、書類が通ったのが7社、面接まで進んだのが4社、内定は2社です。活動期間は約3か月でした。
面接で聞かれたこと
住民対応でクレームを受けたとき、どう収めたかを具体例で聞かれました。あとはSaaSを自分で触ったことはあるか、チームの数字が未達のとき自分に何ができるかを質問されました。
公務員経験で評価されたこと
制度やルールを、予備知識のない相手に順序立てて説明してきた経験を高く評価されました。加えて、庶務で国への報告資料をミスなく期限内に出していた点を、納期と正確さを両立できると受け取ってもらえました。
内定先を選んだ理由
もう1社より給与は少し低かったのですが、カスタマーサクセスの立ち上げ期で、業務フローを自分で作れる余地が大きいと聞き、こちらを選びました。
転職後に感じたギャップ
役所では通達や前例という正解が必ずどこかにありましたが、いまは正解が無く、自分で仮説を立てて試すしかありません。最初の2か月はその不確かさに慣れず、判断のたびに手が止まりました。
公務員から転職して良かったか
1年経ち、担当顧客の解約率を下げられたことで自信がつきました。年収も449万円から510万円へ61万円上がり、残業は役所の繁忙期より減ったので、思い切ってよかったと思っています。
公務員に戻りたいと思うか
戻りたいとは思いませんが、地域の窓口で困っている人に向き合う仕事そのものには、いまでも敬意があります。
これから転職する公務員へのアドバイス
5年目で辞めたいと感じたら、まず職場の外の人に自分の仕事を説明してみてください。言葉にするうちに、民間で通じる部分と通じない部分の線がはっきりします。焦って先に退職届を出す必要はなく、在職のまま3か月動けば十分に見極められます。
