52歳・県庁の行政職から物流会社の総務へ転職した事例
- 転職満足度
- 2
- 転職時年齢
- 52歳
- 所属
- 都道府県庁
- 公務員時代の職種
- 行政
- 公務員歴
- 30年
- 転職先業界
- 運輸・物流
- 転職後職種
- 総務
- 年収
- 790 → 672万円
- 活動期間
- 9ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募34 → 書類通過8 → 面接5 → 内定1
公務員になった理由
地元で長く安定して働けることと、県全体に関わる仕事ができることに魅力を感じて県庁を選びました。
公務員時代の仕事内容
県庁の行政職として30年勤め、最後の数年は出先機関の課長補佐として、予算の取りまとめや職員の勤務管理、庁舎の維持管理などを担当していました。
転職を考えたきっかけ
50歳を過ぎて、役職定年や定年延長の制度が見えてきたとき、残りの10年以上を同じ組織で過ごすことに息苦しさを感じました。もう一度、民間の現場で自分の経験が通用するのか試したいという気持ちもありました。正直に言えば、深く考え抜いた決断ではなく、勢いの部分も大きかったと思います。
なぜその職種を選んだか
予算や庁舎管理、職員の勤務管理といった経験が一番そのまま使えるのは総務だと考え、職種を絞りました。
転職活動をどう進めたか
公務員からの転職に強い特化型のエージェント2社と、総合型のエージェント1社を併用しました。総合型では年齢を理由に紹介自体がほとんどなく、来た求人も管理職経験を前提にした大企業の部長職ばかりで、現実的ではありませんでした。特化型の担当者は、50代の公務員が民間で評価されやすいのは「組織を回してきた実務」だと整理してくれ、中堅企業の総務を中心に紹介してくれたので、最終的に特化型に絞りました。それでも34社に応募して書類が通ったのは8社、内定は1社だけで、9か月かかりました。
面接で聞かれたこと
「年下の上司の指示に従えるか」「パソコンでどこまで自分で作業できるか」を、どの面接でも繰り返し聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
規程の整備や監査対応、予算の執行管理を長く担当してきたことは、社内規程が古いままだった会社で評価されました。
内定先を選んだ理由
内定がこの1社だけで、これ以上活動を続ける気力が残っていなかったことが一番の理由です。
転職後に感じたギャップ
総務といっても、社用車の手配や倉庫の備品管理、ドライバーさんの労務トラブルの対応まで一人でこなす必要があり、県庁で部下に任せていた細かい作業をすべて自分でやる大変さを甘く見ていました。年収も118万円下がり、退職金の目減りも含めると、家計への影響は想像以上でした。
公務員から転職して良かったか
新しい環境で学ぶことは多いものの、年収と仕事量のバランスを考えると、今のところ満足とは言えません。もう少し準備してから動くべきだったと感じています。
公務員に戻りたいと思うか
戻れるなら戻りたいと思う日もありますが、年齢的に現実的ではないので、今の会社で役割を広げていくつもりです。
これから転職する公務員へのアドバイス
50代での転職は、年収や退職金がいくら減るのかを家族と数字で確認し、内定が1社しか出なくても受け入れられるかを先に考えておくべきです。勢いで辞表を出す前に、まず在職中に応募して市場での評価を確かめてください。
