36歳・都道府県庁の税務職員からコンサルティング会社のコンサルタントへ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 36歳
- 所属
- 都道府県庁
- 公務員時代の職種
- 税務
- 公務員歴
- 14年
- 転職先業界
- コンサル
- 転職後職種
- コンサルタント
- 年収
- 592 → 700万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募20 → 書類通過9 → 面接5 → 内定2
公務員になった理由
数字を扱う堅実な仕事に就きたいと考え、地元の県庁で税務の道を選びました。
公務員時代の仕事内容
県税事務所で、法人事業税と自動車税の課税・徴収を担当していました。申告内容の審査、実地調査、滞納整理の折衝が中心です。後半は係のとりまとめとして、新人の指導と進捗管理も受け持ちました。
転職を考えたきっかけ
税務の仕事は正確さが第一で、決められた手順を外れる余地がほとんどありません。10年を過ぎたころから、調査で見えてくる企業の経営課題そのものに関わりたいという気持ちが強くなりました。異動しても税務系の部署を回るだけになりそうだと感じ、外に出る決断をしました。
なぜその職種を選んだか
企業の財務や税務のデータを読み解いて改善策を出す仕事は、税務調査でやってきたことと地続きです。中小企業向けの経営コンサルティング会社なら、税務の知識をそのまま強みにできると考えました。
転職活動をどう進めたか
管理部門とコンサルに強い特化型エージェント2社と、総合型1社を併用しました。総合型は経理や一般事務の求人ばかりを勧めてきて、私が目指すコンサルタント職はほとんど出てきませんでした。特化型はコンサルファームごとに、税務や会計のバックグラウンドを持つ人がどう評価されるか、未経験入社の場合に最初に任される役割は何かまで教えてくれたため、途中から特化型2社に絞りました。活動期間は約5か月です。
応募した職種・業界
中小企業向けの経営コンサルティング会社を中心に、財務コンサルティングや事業再生の支援会社もあわせて、20社ほどに応募しました。
書類選考で苦労したこと
20社に出して書類通過は9社でした。未経験の分野なので、税務調査で企業の帳簿を読んできた経験と、滞納整理で経営者と直接交渉してきた経験を、コンサルティングに近い仕事として書き直すのに苦労しました。
面接で聞かれたこと
なぜ安定した公務員を辞めるのか、成果が数字で評価される環境に耐えられるか、経営者に厳しい指摘をした経験はあるか、を繰り返し聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
税務調査で短期間に企業の財務状況を把握してきた点と、滞納整理で相手が身構えている状況でも話をまとめてきた交渉経験が評価されました。数字に強く、経営者と対等に話せる人は貴重だと言われました。
内定先を選んだ理由
未経験者向けの研修期間がきちんと設けられ、最初は先輩の案件に同行する形で経験を積める体制だった会社を選びました。
転職後に感じたギャップ
思っていたより資料づくりの比重が大きく、最初の数か月は提案書の作法を覚えるのに必死でした。反面、担当した企業から直接感謝されることが増え、税務の窓口にいたころより仕事の手応えははっきりしています。
公務員から転職して良かったか
年収は592万円から700万円へ108万円上がり、仕事の裁量も広がりました。ただ、成果を出し続けるプレッシャーは常にあり、そこは公務員時代にはなかった緊張感です。総じては満足していますが、手放しで楽になったわけではありません。
公務員に戻りたいと思うか
今のところ戻る気はありませんが、体力的にきつくなったら安定した働き方をもう一度考えるかもしれません。
これから転職する公務員へのアドバイス
税務や会計の実務経験は、コンサル業界では未経験でも十分に武器になります。ただし調査や徴収の経験を、コンサルティングに近い仕事の言葉に置き換えて説明する準備は必要です。そこを面接官に伝わる形にできるかで、結果が大きく変わりました。
