55歳・国家公務員の行政職から地元の協同組合の総務へ転職した事例
- 転職満足度
- 3
- 転職時年齢
- 55歳
- 所属
- 国家公務員
- 公務員時代の職種
- 行政
- 公務員歴
- 33年
- 転職先業界
- その他
- 転職後職種
- 総務
- 年収
- 838 → 700万円
- 活動期間
- 7ヶ月
- 未経験転職
- いいえ
- 選考実績
- 応募22 → 書類通過6 → 面接4 → 内定1
公務員になった理由
地元を離れても、国の仕事として地域を支えられることに魅力を感じたからです。
公務員時代の仕事内容
国の出先機関で、補助金の審査や予算の執行管理、職員の人事・庶務を担当していました。最後の数年は課長補佐として、係のとりまとめと他機関との調整が中心でした。
転職を考えたきっかけ
50代に入ってから、ひとり暮らしの母の介護が必要になり、転勤のある働き方を続けるのが難しくなりました。定年まで勤めれば退職金も年金も有利なのは分かっていましたが、あと数年を単身で通い続けるよりも、実家のある町で腰を据えて働くほうを選びました。役職定年が近づき、この先の役割が見えにくくなっていたことも背中を押しました。
なぜその職種を選んだか
これまでの庶務や人事、予算管理の経験がそのまま使えるのは総務だと考えました。55歳で新しい職種に挑むより、確実に役に立てる場所を選びたかったのが本音です。
転職活動をどう進めたか
まだ在職中のうちに、公務員の転職に特化したエージェント2社と総合型1社に登録しました。総合型は年齢で検索をかけるとほとんど求人が出てこず、紹介されたのも首都圏の警備や施設管理ばかりで、地元に戻りたいという条件とは噛み合いませんでした。特化型の担当者は、国家公務員の管理職経験を「規程の整備や監査対応ができる人」と言い換えて、地方の団体や中小企業に売り込んでくれたので、最終的にそちらに絞りました。それでも22社に応募して書類が通ったのは6社だけで、55歳という年齢の重さは何度も感じました。
面接で聞かれたこと
年下の上司の下で働けるか、現場の細かい雑務まで自分の手でこなせるかを繰り返し聞かれました。年収が大きく下がることへの覚悟も確認されました。
公務員経験で評価されたこと
補助金の申請や会計検査への対応経験が、組合でも国や県の補助事業を扱うため即戦力として評価されました。文書規程や就業規則の見直しができる点も喜ばれました。
内定先を選んだ理由
内定はこの1社だけでしたが、実家から車で20分の距離で、転勤がないことが何よりの決め手でした。
転職後に感じたギャップ
総務は私を含めて3人しかおらず、管理職だった頃と違い、備品の発注から来客のお茶出しまで自分でやります。年収は838万円から700万円になり、138万円下がりました。年金の受け取りまでの家計を考えると、正直なところ重い数字です。
公務員から転職して良かったか
母の通院に付き添えるようになったことには満足しています。一方で、仕事のやりがいや収入の面では物足りなさが残っており、手放しで良かったとは言い切れません。
公務員に戻りたいと思うか
戻りたいとは思いませんが、もう少し早く準備を始めていれば、条件の良い選択肢があったかもしれないとは考えます。
これから転職する公務員へのアドバイス
50代での転職は、家族の事情など「動かざるを得ない理由」があるときに、収入が下がる前提で計画するのが現実的です。退職金や年金への影響は、辞める前に人事担当と必ず数字で確認しておいてください。
