43歳・市役所の行政職から小売企業の事務職へ転職した事例
- 転職満足度
- 3
- 転職時年齢
- 43歳
- 所属
- 市役所・区役所
- 公務員時代の職種
- 行政
- 公務員歴
- 20年
- 転職先業界
- 小売・サービス
- 転職後職種
- 事務・バックオフィス
- 年収
- 651 → 590万円
- 活動期間
- 7ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募32 → 書類通過9 → 面接5 → 内定1
公務員になった理由
地元で腰を据えて働きたかったことと、両親が安定した仕事を強くすすめたことが理由でした。
公務員時代の仕事内容
市役所に大学卒業後に入り、住民課や国民健康保険の窓口、税の収納係を担当してきました。最後の6年は総務課で庶務と予算のとりまとめをしており、窓口対応と内部調整の両方を長く続けてきた形です。
転職を考えたきっかけ
50歳を前に管理職への打診が来ましたが、議会対応や部下の労務管理まで抱える立場が自分に向いているとは思えませんでした。定年が65歳へ延びる話も出て、この働き方をあと20年続ける想像がつかなくなりました。子どもの学費のめどが立った時期でもあり、動くなら体力の残る40代前半が最後だと考えました。
なぜその職種を選んだか
営業や技術職に新しく挑む年齢ではないと割り切り、庶務や予算管理で積んだ事務処理をそのまま活かせるバックオフィスに絞りました。落ち着いて長く勤められる職種を優先しました。
転職活動をどう進めたか
40代の支援実績があるエージェント2社と、事務職の求人数が多い総合型1社を併用しました。総合型の担当者からは営業職やコールセンターの管理職ばかり紹介され、事務にこだわるなら年収は500万円を切ると早い段階で言われました。40代特化型の担当者は公務員の予算事務を経理の前工程と読み替えて職務経歴書を作り直してくれて、そこからは中小企業の管理部門に的を絞れました。応募32社、書類通過9社、面接まで進んだのは5社、内定は1社です。
面接で聞かれたこと
なぜこの年齢で公務員の安定を手放すのか、年下の上司や若い社員に指示される場面をどう受け止めるかは、進んだ会社すべてで聞かれました。前職の年収を下回る条件でも本当に納得できるか、という確認も必ずありました。
公務員経験で評価されたこと
規程やマニュアルに沿って正確に処理を進める姿勢と、庶務で身につけた各部署との調整力は評価されました。20年間クレーム対応から逃げてこなかった点も、事務職として貴重だと言われました。
内定先を選んだ理由
複数店舗を持つ小売企業の本部管理部門で、残業が月20時間程度に収まっていることと、勤務地が自宅から通える範囲だったことが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
年収は651万円から590万円へ61万円下がり、賞与の比率が高いぶん毎月の手取りは思ったより目減りしました。前例を探してから動く公務員のやり方が民間では遅いと受け取られ、最初の半年は仕事の進め方そのものを直す必要がありました。
公務員から転職して良かったか
定時で帰れる日が増え、議会前の泊まり込みのような働き方から抜けられたのは良かったです。ただ61万円の年収減は生活に響いており、昇給の幅も公務員の定期昇給より小さく、この先どこまで戻せるか見えない不安は残っています。満足度は3くらいが正直なところです。
公務員に戻りたいと思うか
戻れる年齢ではありませんし戻る気もありませんが、退職金と年金の面では公務員を続けた同期がうらやましく見える瞬間はあります。
これから転職する公務員へのアドバイス
40代で事務職へ移るなら、年収が1割から2割下がる前提で家計を先に組み直してから動くことをすすめます。安定を手放した分だけ時間が戻ってくると割り切れるかどうかを、応募より先に家族と話しておくべきでした。
