35歳・法務教官から医療福祉業界の人事へ転職した事例
- 転職満足度
- 3
- 転職時年齢
- 35歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 法務教官
- 公務員歴
- 13年
- 転職先業界
- 医療・福祉
- 転職後職種
- 人事
- 年収
- 607 → 580万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募18 → 書類通過8 → 面接5 → 内定1
公務員になった理由
非行に走った少年の更生に関わる仕事に強い使命感を持ち、法務教官を志望しました。
公務員時代の仕事内容
少年院で法務教官として、収容されている少年たちの生活指導や教科指導、社会復帰に向けた個別面接を担当していました。保護者や関係機関との連絡調整も業務の一部でした。
転職を考えたきっかけ
数年おきの全国転勤が続き、子どもの就学を機に腰を据えた生活を送りたいと考えるようになりました。少年院という閉じた環境で長く働くうちに、民間企業の人材育成にも自分の経験を活かしてみたいという思いが強くなったことも転職を考えたきっかけです。
なぜその職種を選んだか
少年一人ひとりと向き合ってきた面談の経験を、社員の採用や育成に関わる人事の仕事で活かせると考えました。医療・福祉業界は人材の採用と定着に課題を抱えているところが多く、自分の経験が役立つ場面が多いと感じたことも理由です。
転職活動をどう進めたか
公務員特化型のエージェントを2社、総合型を1社の計3社に登録して活動しました。総合型のエージェントは、法務教官の経験を教育業界の営業としてしか捉えず、希望していた人事とはずれた求人ばかり提案してきました。一方、公務員特化型のエージェントは、少年への個別面接や指導記録の作成といった経験を、採用面接や社員面談、育成計画の立案に転用できる強みとして整理してくれ、医療・福祉業界の人事未経験可求人を紹介してくれました。職務経歴書では、指導実績をできるだけ数字で表現するよう添削を受けたことが選考通過につながったと感じています。
面接で聞かれたこと
面接では、なぜ人事という職種を選んだのか、少年への指導経験を社員の採用や育成にどう活かせるか、異業種未経験でも早期に成果を出せる自信はあるか、といったことを聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
一人ひとりの状況を丁寧に聞き取る面談力や、粘り強く相手と向き合う指導力を評価してもらえました。
内定先を選んだ理由
人材育成に力を入れており、人事未経験者でも歓迎するという採用担当者の姿勢が明確だったことが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
少年院では向き合った分だけ相手の変化が見えましたが、企業の人事は制度設計や事務処理に費やす時間の方が多く、想像していたより人と直接向き合う時間は少ないというギャップを感じました。年収も27万円下がり、生活面の見直しが必要になりました。
公務員から転職して良かったか
採用や育成の仕組みづくりに関われることにはやりがいを感じていますが、年収が下がったことや、人と向き合う実感が薄れたことには正直、物足りなさも残っています。
公務員に戻りたいと思うか
少年と直接向き合っていたころのやりがいを思い出すことがあり、戻りたい気持ちが完全にないとは言い切れません。
これから転職する公務員へのアドバイス
面談力や指導力は人事の仕事でも通用しますが、年収や仕事内容のギャップは想像以上に大きい場合があります。転職前に、人事の仕事の中でも自分がどこまで人と向き合えるのか、できるだけ具体的に確認しておくことをおすすめします。
