28歳・財務専門官から金融機関の経理担当へ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 28歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 財務専門官
- 公務員歴
- 6年
- 転職先業界
- 金融
- 転職後職種
- 経理
- 年収
- 509 → 560万円
- 活動期間
- 3ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募14 → 書類通過7 → 面接4 → 内定2
公務員になった理由
経済学部で金融を学び、財務局なら金融行政の現場で専門性を積めると考えて財務専門官を志望しました。
公務員時代の仕事内容
近畿財務局で、財務専門官として管内の金融機関への検査と、地域金融のモニタリングを担当していました。銀行や信用金庫から決算資料や自己資本の計算根拠を提出してもらい、健全性を確認する仕事です。国有財産の管理部門にも一時期在籍し、財産の評価や貸付契約の事務も経験しました。
転職を考えたきっかけ
金融機関を外から検査する立場では、決算書の数字がどう作られるのかを実務として理解しきれないもどかしさがありました。数字を評価する側ではなく、自分で帳簿を締めて開示までを回す側に立ちたいと思うようになりました。財務局は数年ごとに部署が大きく変わるため、経理の専門家として腰を据えるのは難しいとも感じていました。
なぜその職種を選んだか
金融機関の経理なら、検査で見てきた自己資本規制や引当金の考え方をそのまま業務に使えます。財務分析の下地があるぶん、経理未経験でも早く戦力になれると考えました。
転職活動をどう進めたか
経理・財務の求人に強い特化型エージェント2社と、総合型1社を併用しました。総合型は保険の営業や窓口の求人を勧めてくることが多く、経理職の紹介はほとんどありませんでした。特化型は、金融機関の経理部が財務専門官のバックグラウンドをどう見るか、日商簿記2級を取得見込みで応募できる会社はどこかまで具体的に示してくれたので、最終的に特化型2社に絞りました。活動期間は約3か月です。
面接で聞かれたこと
なぜ国家公務員を数年で辞めるのか、簿記の学習は進んでいるか、決算期の残業が続いても大丈夫か、を聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
金融機関の決算資料を読み込んで健全性を判断してきた経験と、自己資本や引当金の計算ルールを条文まで遡って理解している点が評価されました。検査で身についた資料の正確さへのこだわりも、経理向きだと言われました。
内定先を選んだ理由
未経験の入社者向けに簿記の研修費を補助し、決算実務を先輩と分担しながら覚えられる体制が整っていた会社を選びました。
転職後に感じたギャップ
検査で資料を見るのと、自分で仕訳を起こして期日までに締めるのとでは要求される速さがまったく違い、最初の四半期決算は先輩に頼りきりでした。ただ、財務局時代に理屈は分かっていたので、手を動かす部分に集中して覚えれば済んだのは救いでした。
公務員から転職して良かったか
年収は509万円から560万円へ51万円上がり、経理の実務を一通り任せてもらえるようになりました。決算期の忙しさは想像以上で、そこは公務員時代の働き方とは違います。それでも数字を自分で作る手応えがあり、選択は正しかったと感じています。
公務員に戻りたいと思うか
戻るつもりはありませんが、財務局で得た金融規制の知識は今の仕事の土台になっています。
これから転職する公務員へのアドバイス
財務専門官の検査経験は、金融機関の経理や開示の部署でそのまま通用します。ただ簿記の資格と実務は別物なので、在職中に簿記2級まで取り、可能なら決算業務の流れを本で押さえておくと、入社後の立ち上がりがかなり楽になります。
