27歳・労働基準監督官からIT企業の人事(労務担当)へ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 27歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 労働基準監督官
- 公務員歴
- 5年
- 転職先業界
- IT・SaaS
- 転職後職種
- 人事
- 年収
- 491 → 539万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募12 → 書類通過7 → 面接5 → 内定2
公務員になった理由
大学で労働法のゼミに入り、働く人を守る仕事に直接関わりたいと思って監督官を志望しました。
公務員時代の仕事内容
労働基準監督署で、事業場への立ち入り調査や、労働者からの申告への対応を担当していました。長時間労働や賃金の未払いについて、是正の指導をするのが主な仕事でした。
転職を考えたきっかけ
調査に入ると、法律を守る気はあっても仕組みが追いついていない会社がとても多いと感じていました。問題が起きてから指導する立場よりも、会社の中で問題が起きない仕組みをつくる側に回りたいと思うようになりました。2〜3年ごとの転勤で、生活の拠点が定まらないことも理由の一つでした。
なぜその職種を選んだか
労働時間の管理や就業規則の整備など、監督官として見てきたことをそのまま活かせるのが人事の労務担当だと考えました。
転職活動をどう進めたか
公務員の転職に特化したエージェント2社と、総合型のエージェント1社を使いました。総合型では「監督官なら社労士事務所が近いのでは」という提案がほとんどで、事業会社の人事の求人はあまり出てきませんでした。特化型の担当者は、急成長していて労務の体制づくりが追いついていない会社ほど監督官の経験を求めていると教えてくれて、IT企業を中心に紹介してくれました。立ち入り調査の経験を「労務リスクの洗い出しと改善提案」として書き直す手伝いもしてもらい、最終的に特化型の2社だけで進めました。
面接で聞かれたこと
監督官の立場から見て、当社の勤怠管理のどこに課題がありそうかと聞かれ、その場で考えを話しました。
公務員経験で評価されたこと
労働基準法や安全衛生の知識に加えて、指導の場で相手の言い分を聞きながら改善までつなげてきた経験を評価してもらえました。
内定先を選んだ理由
社員が増え続けている時期で、労務の仕組みを一から整える役割を任せたいと言ってもらえたからです。
転職後に感じたギャップ
法律上の正解が分かっていても、現場の事情や費用との兼ね合いで、すぐには実行できないことが多いのは想像以上でした。指導する側と違い、社内を説得して動かす力が必要だと痛感しています。
公務員から転職して良かったか
年収は48万円上がり、転勤もなくなったので生活は安定しました。入社半年で勤怠のルールを見直し、残業時間が目に見えて減ったときは、この道を選んでよかったと思えました。
公務員に戻りたいと思うか
監督官の仕事にはやりがいがありましたが、今は会社の中から働き方を良くしていく今の仕事を続けたいです。
これから転職する公務員へのアドバイス
専門職の人は「その資格や知識が活きるのは一つの業界だけ」と思い込みがちですが、実際には求めている会社の幅はもっと広いです。最初に出てきた求人だけで判断せず、自分の経験がどんな課題の解決に役立つのかを言葉にしてみてください。
