34歳・財務専門官から専門商社の経理へ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 34歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 財務専門官
- 公務員歴
- 12年
- 転職先業界
- 商社
- 転職後職種
- 経理
- 年収
- 593 → 689万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募12 → 書類通過6 → 面接5 → 内定2
公務員になった理由
経済学部で金融を学び、金融機関を外側から支える仕事に魅力を感じて財務専門官を志望しました。
公務員時代の仕事内容
財務局で地域金融機関の検査・モニタリングを担当し、その後は国有財産の管理処分業務にも携わりました。
転職を考えたきっかけ
金融機関の決算書を読み込む仕事は好きでしたが、いつも外から確認する立場で、自分の手で数字を作る経験がないことに物足りなさを感じていました。3年ごとの異動で専門性が途切れることもあり、30代半ばのうちに会計の実務へ軸足を移したいと考えました。
なぜその職種を選んだか
検査で身につけた財務諸表の読み方を、今度は作る側で活かしたいと思い、経理を選びました。
転職活動をどう進めたか
公務員特化型のエージェント2社と総合型1社を併用しました。総合型からは「金融の知識があるなら銀行の法人営業」と、前職の業界に寄せた提案が中心で、経理に移りたいという希望がなかなか通りませんでした。特化型では、金融検査で貸借対照表や引当金の妥当性を確認してきた経験を「経理の実務は未経験でも会計の読み手としての基礎がある」と整理してくれ、経理職の求人を中心に紹介してもらえたので、途中から特化型に絞りました。在職中に日商簿記2級を取り直したことも書類通過に役立ちました。
応募した職種・業界
専門商社や機械メーカーの経理、事業会社の財務、監査法人のアドバイザリー部門などに応募しました。
書類選考で苦労したこと
簿記2級と検査業務の具体的な内容を書いた職務経歴書で、事業会社の経理は半数ほど通過しました。
面接で聞かれたこと
「検査する側だった人が、指摘される側の経理に回って抵抗はないか」と、立場の変化をどう受け止めるかを聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
財務諸表の異常値に気づく目と、金融機関の経営陣に対して根拠を示しながら指摘してきた説明力を評価されました。
内定先を選んだ理由
海外取引が多く為替や連結の実務まで経験できる環境で、将来は財務まで担えると感じたため入社を決めました。
転職後に感じたギャップ
決算書を読むことと作ることは別物で、仕訳の細かいルールや締め日の段取りは一から覚え直しでした。月末月初の締め作業は想像以上に忙しいものの、年収は96万円上がり、忙しさに見合う手応えがあります。
公務員から転職して良かったか
2回目の四半期決算を終えたころから、自分が作った数字が会社の判断材料になっている実感が持てるようになりました。専門性を一つの分野で積み上げられる点に満足しています。
公務員に戻りたいと思うか
金融行政の仕事には誇りを持っていましたが、今は会計の専門性を深めたいので戻るつもりはありません。
これから転職する公務員へのアドバイス
専門職の経験は、民間の職種名にそのまま当てはまらなくても、仕事の中身を分解すると通用する部分が必ずあります。「何を見てきたか」ではなく「何ができるか」の言葉に置き換えて伝えるのがおすすめです。
