33歳・皇宮護衛官から企業の総務へ転職した事例
- 転職満足度
- 3
- 転職時年齢
- 33歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 皇宮護衛官
- 公務員歴
- 15年
- 転職先業界
- その他
- 転職後職種
- 総務
- 年収
- 581 → 570万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募20 → 書類通過8 → 面接4 → 内定2
公務員になった理由
制服の仕事に就きたかったことと、国家公務員でありながら一般の警察とは違う専門性がある点にひかれて選びました。
公務員時代の仕事内容
高校卒業後に皇宮護衛官となり、皇居や御所での警備、行幸啓に随行する護衛、儀装馬車を扱う部門などを経験しました。最後の3年は当直の班をまとめる立場で、勤務シフトの作成と若手の指導をしていました。
転職を考えたきっかけ
泊まり勤務と行事対応で生活が不規則になりがちで、結婚を機に日勤中心の暮らしへ変えたいと考えるようになりました。仕事の内容が特殊なぶん、外の世界で通用する経験なのかという不安も年々大きくなっていました。30代のうちなら未経験の職種にも移れると聞き、動くことにしました。
なぜその職種を選んだか
班のシフト作成や備品と車両の管理、若手の教育といった裏方の実務が自分に合っていたので、それを仕事の中心にできる総務を選びました。人前に立つより組織を支える側が向いていると感じていました。
転職活動をどう進めたか
公務員や公安職の転職支援に慣れたエージェント2社と、総務求人を広く扱う総合型1社を使いました。総合型からは警備会社の管理職ばかり案内され、警備から離れたいという希望とかみ合いませんでした。公務員特化型の担当者は、当直班のシフト管理を労務と勤怠の実務、儀装馬車部門の車両整備手配を設備と車両の管理と翻訳して経歴書に整理してくれて、業種を問わず総務職に応募できるようになりました。応募20社、書類通過8社、面接4社、内定2社という結果です。
面接で聞かれたこと
皇宮護衛官の仕事を警備を知らない社員にどう説明するか、守秘義務があった職場から来て情報の扱いで気をつけていることは何か、はよく聞かれました。シフト勤務から日勤へ体をならせるか、という現実的な質問もありました。
公務員経験で評価されたこと
規律を守りながらチームを動かした班長経験と、行事の段取りを分単位で組んできた計画性は評価されました。国家公務員として15年間続けた実直さそのものを買ってくれた面もあります。
内定先を選んだ理由
内定2社のうち、総務のなかでも労務と施設管理を任せてもらえる中堅企業を選び、完全週休二日で残業も少ない点を重視しました。
転職後に感じたギャップ
年収は581万円から570万円へ11万円下がりましたが、手当が減っただけで想定の範囲でした。想定外だったのは、指示が明文化されず察して動くことを求められる場面が多く、命令系統がはっきりしていた前職との違いに最初は戸惑ったことです。
公務員から転職して良かったか
生活が日勤に整い、家族との時間が取れるようになったのは狙いどおりでした。一方で総務は担当範囲が広く、経理や人事の知識が足りずに周りへ確認しながら進める毎日で、力不足を感じています。年収も少し下がったままなので、満足度は3にしています。
公務員に戻りたいと思うか
戻りたいとは思いませんが、皇宮護衛官という仕事に誇りはあったので、経歴を説明するたびに懐かしさを感じます。
これから転職する公務員へのアドバイス
皇宮護衛官のように職務が特殊な人ほど、自分の業務を民間の言葉へ言い換える作業に時間をかけるべきです。シフト管理や物品管理など、看板を外すと総務そのものだった業務が私の場合はいくつもありました。
