31歳・労働基準監督官から人材会社のキャリアアドバイザーへ転職した事例
- 転職満足度
- 4
- 転職時年齢
- 31歳
- 所属
- 専門職
- 公務員時代の職種
- 労働基準監督官
- 公務員歴
- 8年
- 転職先業界
- 人材
- 転職後職種
- キャリアアドバイザー
- 年収
- 554 → 612万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 未経験転職
- はい
- 選考実績
- 応募15 → 書類通過8 → 面接6 → 内定3
公務員になった理由
大学のゼミで労働法を学び、働く人を守る仕事に直接関わりたいと思って労働基準監督官を選びました。
公務員時代の仕事内容
労働基準監督署で事業場への臨検や長時間労働・賃金不払いの申告対応を担当し、是正勧告や指導を行っていました。
転職を考えたきっかけ
申告に来る労働者の多くが、職場の問題が解決したあとも「次にどこで働けばいいか分からない」と悩んでいる姿を見てきました。違反を正すだけでなく、その人が次に進む手助けまでしたいと考えるようになりました。数年ごとの転勤で担当地域が変わり、関わった人のその後を追えないことにも物足りなさを感じていました。
なぜその職種を選んだか
働く人の悩みを聞き、選択肢を一緒に考える点は監督官の申告対応と通じるものがあり、今度は前向きな形で関われると思いキャリアアドバイザーを選びました。
転職活動をどう進めたか
公務員特化型のエージェント2社と総合型1社を併用しました。総合型では「労働法の知識があるなら社労士事務所か企業の労務担当」という提案が中心で、人と向き合う仕事がしたいという転職理由とかみ合いませんでした。特化型の担当者は申告対応でどれだけ相談を聞いてきたかを重視してくれ、人材会社の面接で「監督官の経験は求職者の労働条件を見抜く力になる」と伝える方法を一緒に考えてくれたので、途中から特化型の2社に絞りました。
応募した職種・業界
人材紹介会社のキャリアアドバイザー、人材派遣会社のコーディネーター、社労士法人の相談員などに応募しました。
書類選考で苦労したこと
人材業界は未経験でも書類が通りやすく、申告対応の件数や臨検の実績を数字で書いたことで半分以上は通過しました。
面接で聞かれたこと
「取り締まる側から支援する側に変わることに違和感はないか」「数字の目標を追うことに抵抗はないか」を必ず聞かれました。
公務員経験で評価されたこと
求人票の労働条件や残業の実態を法律の観点から確認できる点と、感情的になっている相談者から落ち着いて事実を聞き取る力を評価されました。
内定先を選んだ理由
公務員や士業からの転職者を専門に支援する部署があり、自分の経験をそのまま生かせると感じたため決めました。
転職後に感じたギャップ
面談数や決定数の目標が毎月あり、最初の半年は数字に追われる感覚に慣れませんでした。監督官時代は相手が話を聞かざるを得ない立場でしたが、今は求職者に選ばれる立場なので、話し方から見直す必要がありました。
公務員から転職して良かったか
年収は58万円上がり、担当した方から「転職して働き方が変わった」と連絡をもらえるのが何よりのやりがいです。目標のプレッシャーはありますが、転勤がなくなったこともあり満足しています。
公務員に戻りたいと思うか
労働行政の大切さは今も感じていますが、個人の転職を支える今の仕事を続けたいので戻る予定はありません。
これから転職する公務員へのアドバイス
監督官の仕事で身につく「働く現場の実態を見抜く目」は、人材業界ではほかの人にない強みになります。取り締まる仕事だったから民間では通用しないと決めつけず、自分の経験を支援の側から言い換えてみてください。
